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(29)空と地の風景 すてきな表現

作 品

・秋の空新ちくならび白い色
京都市・東山小4年  山本真帆

・秋の空コスモス一つさいていた
京都市・東山小4年  魚住彩加

・新築のポストにトーマス書いてある
西宮市・甲陽園小4年 峯松真理子

ねんてん先生

 先日、東山小学校の4年生といっしょに俳句を作った。まず「秋の空」についてみんなで考えた。秋の空は夏や冬の空とどこがちがうかを話しあったのです。高い、青い、雲がすじ雲とかいわし雲、空気が澄んでさわやか、という意見がでました。その「秋の空」(季語)を頭に思い描いて、こんどはその空の下にあるものを考え、それを7・5音の言葉で表現しました。

 山本さんは新築の家を考え、はじめは「新ちくならびきれいだな」とした。「このきれいのところ、どのようにきれいなのですか。色? それとも家のかたち?」と言ったら、すぐに「白い色」と書きなおしました。

 魚住さんの句は、「コスモス一つ」がとてもよい。青くて高い空と、かすかにとそよぐ一輪のコスモス。空と地の風景が575のすてきな言葉になりました。

 峯松さんは、先々週、「花の山新築たくさん建っている」という句を送ってくれた。そのとき、新築の家の色やかたちを表現すると、うんとよくなるよ、と言いました。峯松さんはさっそく、トーマスのポストの句や「白い家バラの咲いてる庭もある」「新築のリサちゃんの家青い色」を送ってくれた。どれもとてもよくなりました。新築の家のようすがはっきり見えます。(俳人・坪内稔典)

【2009年10月17日掲載】
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