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(30)歳時記で「秋」を探そう

作 品

・秋の空ブランコゆれる子どもたち
京都市・東山小4年  井上実悠

・たいふうの風ドッチボールしているよ
舞鶴市・余内小2年  古橋育恵

・くりごはんくりだけよっておこられた
京都市・常磐野小4年 白川菜々子

ねんてん先生

 井上さんの句。空へ高くブランコがゆれています。乗っているのは子どもたち。その子どもたちの元気な声が聞こえてきます。

 古橋さん。風をドッチボールのボールのようだ、と表現したところがとてもよい。風が目に見える感じ。ドッチボールはドッジボールのなまった言い方ですが、今は両方の言い方が通用しています。

 白川さん。そりゃおこられるよ。栗(くり)だけをよったら、子どもだけでなく大人(おとな)でもおこられます。たとえば、

  栗ごはん栗だけよっておとうさん

としてみましょうか。おかあさんにしかられているおとうさんが目に見えますね。あるいは家族(かぞく)のだれからも、「いやあねえ」と非難(ひなん)されているおとうさんが。

 いよいよ秋らしくなってきました。秋晴れ、流れ星、秋まつり、どんぐり、栗ごはん。このような秋の季語を使って句を作ってみよう。そのほかに秋のどんな季語がありますか。季語は俳句歳時記(さいじき)という本に出ています。学校の図書室や町の図書館で俳句歳時記を見てください。もしかしたら、家のだれか(お父さんとかおばあちゃん)も歳時記を持っているかも。 (俳人・坪内稔典)

【2009年10月24日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し、はがきは〒604−8577京都新聞文化生活部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp