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(39)星月夜の空を見あげて

作 品

・流れ星ぼくのもとへとやって来る
綾部市・西八田小6年 塩見裕斗

・もみじ道みんなでつなぐたすきかな
綾部市・西八田小6年 渡辺善紀

・さむいよねじーっとしているメダカちゃん
福知山市・雀部小3年 西村晴花

ねんてん先生

 高浜虚子(きょし)という俳人に「われの星燃えておるなり星月夜(ほしづきよ)」という俳句があります。月がなく、そのかわりにたくさんの星がかがやき、まるで月夜のように明るいのが星月夜です。塩見さん、星月夜の空を見あげてあなたの星を探(さが)してください。見つかるかな。

 渡辺さんの句は駅伝(えきでん)のようすですね。俳句もHAIKUとして外国に通用しますが、日本生まれの駅伝もEKIDENとして国際化しています。それに、最初の駅伝競走は京都で始まりました。1917年に三条大橋を出発、3日目に東京上野の不忍池(しのばずのいけ)に着いた東海道五十三次駅伝競走がそれです。三条大橋には駅伝発祥(はっしょう)の地の碑(ひ)が建っています。高校時代、私も駅伝をやっていました。黙々と、しかもよそ見しながら走るのが私は好きでした。渡辺さんも紅葉(もみじ)を見ながら走ったようだから私と似ているのかな。

 西村さん。このごろ、メダカはどうしていますか。わが家のメダカは氷の下です。庭の鉢(はち)にはった氷を指ではじいて、私は朝のあいさつをします。(俳人・坪内稔典)

【2009年12月26日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し、はがきは〒604−8577京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp