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(46)「575」で会話しよう

作 品

・雪だるまつかれた母をお出むかえ
福知山市・雀部小3年  西村 晴花

・かくれんぼ友とあそんで雪を見る
京都市・大宅小2年  辻 雪輝乃

・寒い冬だけど心はぽっかぽか
京都市・修学院小3年 安念 乃亜

ねんてん先生

 西村さんの句にたいして、西村さんのお母さんが「玄関にうれしいかわいい雪だるま」とこたえられました。いいなあ、このような親子のやりとり。

 私は575の会話を勧(すす)めています。夕食後に家族で、あるいは教室で友だちと、575で話すのです。たとえばお父さんに向かって、「もう2月なかばだけれど寒いねえ」と言います。するとお父さんは、「寒いけど木の芽は伸びているんだよ」と答えるかも。「お父さんそれでは外に飛び出そう」。こんなふうに575で会話をすると、心がうきうきしてきます。ちょっと気まずくなったときなど、575の会話はたがいの心をほぐしてくれます。

 辻さんの句、かくれんぼをしていたら雪がふりだし、ついつい雪に見とれているのでしょうか。かくれんぼの鬼(おに)の子もいっしょに空を見上げている感じ。「おりおんざじいちゃん星はどこにある」も辻さんの作です。この句でも辻さんは空を見上げていますね。

 安念さん。心がぽっかぽかなのはどうしてなのだろう。そのわけを表現すると575がさらに生き生きとするよ。 (俳人・坪内稔典)

【2010年2月20日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し、はがきは〒604−8577京都新聞文化生活部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp