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(53)ピカピカがいいね! 1年生

作 品

・ゆめみようどきどきするよ一ねんせい
京都市・大宅小1年  辻 咲雪輝

・弟のピカピカきれいなランドセル
京都市・嵯峨野小3年 西田 葵

・今見ごろそすいべりには桜たち
京都市・松ケ崎小4年 三木 りお

ねんてん先生

 辻さんの句は保育園年長組のときに作られたもの。どきどきして1年生になった今、気持ちはどうですか。まだどきどき? 新しい友だちはできましたか。学校にすきな場所がありますか。そうだ、辻さんに提案します。学校でいちばん大きい木をさがして、幹(みき)に耳をあててください。木もきっとどきどきしているよ。

 西田さんの句、「弟」を「妹」にかえたら右の辻さんの感じかな。それはそうと、弟がピカピカ、そしてランドセルもピカピカ。1年生はそのピカピカがいいですね。

 三木さんは疏水(そすい)べりの桜を見たのですね。私は先日、三井寺(大津)の桜を見ました。寺にいるくじゃくが猫(ねこ)のように鳴いて、なんだか不思議な夜桜でした。それともう一つ、大阪の万博公園の夜桜も見ました。あの「太陽の塔(とう)」の両脇にかがり火がたかれ、塔のうしろに桜がふわふわと雲のようにひろがっていました。

 昔の人々は桜を見てその花の勢いに染まりました。つまり、桜の花から元気をもらったのです。今の私たちも同じですね。桜を見上げていると、花の勢いがうつって、私たちの心や体が桜の色に染まる感じ。この感じが昔も今も花見の大きな楽しみです。たっぷりと桜に染まって、三木さんも桜色になりましたか。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2010年4月11日掲載】
 小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604―8577 京都新聞文化生活部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp