京都新聞TOP > 文化・文芸・教育アーカイブ >ねんてん先生の575
インデックス

(55)さくら、たんぽぽ 花いっぱい

作 品

・たんぽぽのじゅうたんの上ねようかな
京都市・嵯峨野小3年 西田 葵

・がっこうのさくらのうみでおよいだよ
京都市・嵯峨野小1年 西田 翔

・さくらさくみんなでみれたたのしいな
京都市・久世西小3年 山口 智広

ねんてん先生

 たんぽぽのいっぱい咲いているところ、それがたんぽぽのじゅうたんですね。そこに寝(ね)るとどのような気分になるのでしょうか。西田葵さん、もしかしたら、「ぽぽのあたり」が見えましたか。私の俳句に、「たんぽぽのぽぽのあたりが火事(かじ)ですよ」というのがあります。西田さんも「ぽぽのあたり」を見たとしたら、私としてはとてもうれしいです。ぽぽ仲間になれそうですから。

 西田翔さんの句、「さくらのうみ」がいいですね。さくらがいっぱいあって、そこを通るときの泳ぐようになる感じがよくわかります。「さくらのうみ」は西田翔さんが入学した学校の広さでもありますね。その海には友だちや先生がいて、図書室や保健室がありますね。もしかしたら、ネコやウサギもいるかな。

 山口さん。「さくらさくら」とことばを重ねるともっといいですよ。さくらがたくさんあることがその言い方から分かります。できたら、どのようにたのしかったかも言ってみよう。たとえば、「屋根の上」「電車から」というように場所を示すのです。たのしさが具体的になります。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2010年4月25日掲載】
 小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604―8577 京都新聞文化生活部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp