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インデックス

(56)新学年、成長実感かっこいい

作 品

・友の顔キリリと見える新学期
長岡京市・長法寺小6年 竹上和真

・きょうかしょのかん字がふえたかっこいい
京都市・御所南小2年 岩本 深友

・六時間じゅぎょうをうけて春の夕
京都市・大宅小3年  辻 雪輝乃

ねんてん先生

 新学期が始まって1か月がたちました。新しい学年にそろそろなれてきたのでしょうか。今週の575は、新しい学年になった感想を表現しています。

 まず竹上さん。友の顔がキリリと見えたのはどうしてか。もちろん、新学期をむかえたから。しかも最上級の6年生になったからですね。キリリとした顔は6年生の顔です。友の顔を見ている竹上さんも、実はキリリとしていると思うよ。「新しい風のにおいのわがクラス」も竹上さんの作です。

 岩本さんの句では、「かん字がふえた」に進級した実感が出ています。かん字がふえたことを「かっこいい」と思うのはとてもいいなあ。この際、どんどんかん字を覚えてください。ところで岩本さん、「きょうかしょ」「かん字」「ふえた」も漢字で書いてみたらどうだろう。

 辻さんは6時間のじゅぎょう(授業)を体験したのですね。「春の夕」を実感してすこし大人になった気分でしょうか。「身のまわり新芽だらけの下校道」も辻さんの句ですが、新しい体験があなたの世界をぐんと広げたみたい。辻さん自身も新芽なんだよ、きっと。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2010年5月2日掲載】
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