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(64)リズムある会話の感じ楽しんで

作 品

・がっこうのさくらのうみでおよいだよ
京都市・嵯峨野小1年 西田 翔

・六時間じゅぎょうをうけて春の夕
京都市・大宅小3年 辻 雪輝乃

・ツバメの子とんがり口ばしまるいかお
京都市・大宮小1年 高瀬 陽駿

ねんてん先生

 今回は、第1回の優秀作3句(4月〜6月)の発表です。

 西田さん。新しく始まった学校生活を、「さくらのうみ」を泳ぐ、と表現したのがとてもすてき。4月にはピンク色の「さくらのうみ」が今は葉桜(はざくら)のみどり色。西田さん、海(うみ)がさらに広く深くなったのではないでしょうか。

 辻さん。6時間も授業(じゅぎょう)をうけてすこし大人に近づいた気分、それが「春の夕」という表現によく出ています。

 高瀬さん。「とんがり口ばしまるいかお」、このイの音の響く楽しい表現が、ツバメの子のようすをいきいきととらえました。

 さて、提案です。友だちや家族(かぞく)、あるいは先生と、ときどき575で話してください。たとえば、「お母さんとなりのビワがうれてるよ」と言います。おかあさんは「うまそうね行こ行こビワを買いに行こ」とこたえてくれるかも。友だちに向かって「あっミミズひからびてるよなぜだろう」と問いかけます。「なぜだろうミミズのことを調べよう」と返事がかえってきたら楽しくなりそう。

 575で話すと、ふだんとちょっと違う感じになります。そのちょっと違う感じを楽しんでください。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2010年6月27日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604―8577 京都新聞文化生活部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp