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インデックス

(65)動物や虫をじっくり観察しよう

作 品

・すいえいのじゅぎょうのあとはカバになる
京都市・嵯峨野小1年 西田 翔

・きゅう食のメロンじゃんけん手をあげた
京都市・嵯峨野小3年 西田 葵

・あじさいの色がふえてる下校道
京都市・大宅小3年 辻 雪輝乃

ねんてん先生

 西田翔さんの句。泳ぎつかれてぐたっとなっているようす、それを「カバになる」と表現したのですね。その気持ち、よく分かります。それに、私はカバが大好きですから、西田さんがカバになってくれたことがとてもうれしいです。

 ついでですが、カバは水の中で暮らしています。だから、泳ぎはとっても得意です。横になったりあおむけになったり、そしてターンもします。水から顔を出すと、耳をプルプルッとふって水をはじきます。そのしぐさ、かわいいですよ。

 たとえば京都市動物園へ行ったとき、カバの前に5分はいてください。昼間のカバはたいてい水の中にいます。もぐって姿が見えないときでも、5分の間にはかならず顔を出します。息つぎのためですが、耳をプルプルッとふるカバときっと目が合います。真っ黒い澄んだ目です、カバは。

 西田葵さんの句。メロンをもらうじゃんけんだったら私も参加したいなあ。メロン、スイカ、ビワ、サクランボ…。今の時期のくだものも私は大好き。

 辻さんの句。あじさいの色がふえていることに気づくと、下校の道が楽しくなりますね。あじさいに近づくと、カエルやカタツムリに出会えます。クモやトカゲもいるかな。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2010年7月4日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604―8577 京都新聞文化生活部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp