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(66)京らしい煮物、給食で出会えたね

作 品

・京の町であえてよかったにしん・なす
京都市・市原野小6年 宮川 萌子

・めだかさんなぜ君たちは小さいの
綾部市・西八田小5年 新谷くるみ

・みどり色山はいつでも力もち
京都市・桃陽総合支援学校小学部6年 中西 沙奈

ねんてん先生

 魚のにしんと野菜のなすを煮た「にしんなす」。それがある日、給食に出ました。にしんとなすの出会いを、ああ、京都らしいなあ、と思ったのが宮川さんの句。同じ学校の田中愛莉さん(5年)は「にしんなすしみこむあじがからみあう」と作りました。味がからみあった「にしんなす」、ほんとうにうまそうだなあ。次にあげるのも給食の後で作った市原野小学校の句です。「れいとうのミカンを食べるとあたまイタ」(6年・水谷健人)「黒大豆オクラの種に似ているよ」(3年・尾崎直弥)。

 新谷さんの句。たしかにめだかは小さいです。生まれたばかりのめだかはことに小さいですね。それで、「なぜ君たちは小さいの」と新谷さんは問いかけました。なぜだろうと問いかけると、問いかけた人はその答えを探しますね。新谷さん、こんどは答えを575で表現してください。

 中西さんの句、「山はいつでも力もち」がいいなあ。青葉のむくむくとした山は力があふれ出る感じですね。中西さんの学校はもしかしたら山の中というか、まわりが林ですか。次のような句も届きました。「くものすにくものいとがねとねとだよ」(6年・高橋和生)「草の上やさしい風を感じるよ」(6年・岡村鈴音)。 (俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2010年7月11日掲載】
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