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(78)句のリズムのよさ、うまさ強調

作 品

・暑い夏今年もばてるぼくの犬
大津市・仰木小6年  北村 勇斗

・冬瓜はつるりとのどにすべりこむ
京都市・大宅小3年  辻 雪輝乃

・秋の夜グツグツフーフー初おでん
京都市・嵯峨野小3年 西田 葵

ねんてん先生

 北村さん。犬は飼(か)い主によく似ますね。もしかしたら北村さんがばてたので犬もばてた? 仰木小学校からは夏休みの日々を伝える句がたくさん届きました。「れいぞうこついついあける夏休み」(4年 飯田椋太)、「夏祭り仰木だいこがひびく夜」(4年 西村若菜)、「夏休みプールとゲームに熱中症」(6年 佛性恵璃奈)、「夏休み背はのびたかと日々計る」(6年 八木聖真)、「クーラーをつけると気になる温暖化」(6年 伊藤綾音)など。猛暑が印象的な夏休みでしたね。

 辻さん。冬瓜(とうがん)の冷やした料理の感じがよく出ています。私は居間(いま)に大きな冬瓜を転がしています。目や鼻をマジックインキで書いて、わが家のカバにしているのです。

 西田さん。句のリズムのよさが初おでんのうまさを強調しています。グツグツ煮えるおでんのなかで、西田さんが好きなのはなに? 私はダイコン、ジャガイモ、アツアゲ、チクワ。タマゴも好きです。

 まわりの風景が秋へと変わっています。通学路の草花、空の雲、人々の服装(ふくそう)、給食の献立(こんだて)、晩ごはんの食卓(しょくたく)、夜空の星。それらをながめて575にしてください。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2010年10月3日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604―8577 京都新聞文化生活部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp