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(88)冬のにぎわい伝え うまさ強調

作 品

・クリームシチューおかっぱきのこが顔を出す
京都市・市原野小6年 清水 茉那(まな)

・なべの日はみんなでたべるとおいしいよ
京都市・二の丸北小1年 吉本 陽和(ひより)

・いちょうの木おちばいっぱいじゅうたんだ
京都市・稲荷小1年 砂見 愛子

ねんてん先生

 清水さん。きのこのクリームシチュー、うまそうだなあ。「おかっぱきのこ」という言い方がうまさを強めています。清水さんの市原野小学校では、給食で食べたものを句にしていますが、次の句などもみかんやシチューがうまそうでした。「おみかんがほんのりあまくてちょいすっぱい」(2年 竹中宗一郎)、「とろとろりきのこのシチューもみじだね」(2年 中村颯我(そうが))。

 吉本さん、ほんとうにそうだねえ。鍋(なべ)料理は準備もかんたん、しかも今はいろんな鍋料理があります。最近では家族そろって外食する回数がふえていますが、家族で準備をして家族そろって鍋をかこむ、そんな機会が増えるといいなあ、と思います。吉本さんも鍋奉行(なべぶぎょう)できますか。鍋料理をとりしきる役、それが鍋奉行です。

 砂見さん。いちょうの落ち葉は木の下にいっぱいたまります。黄色いじゅうたんのように見えます。「とうふくじ(東福寺)もみじがいっぱい人いっぱい」。これも砂見さんの句です。「いっぱい」をくりかえした楽しいリズムが東福寺のにぎわいをよく伝えます。

 クリスマスが近づいてきました。サンタクロースやツリー、クリスマスケーキなどの句を作ってください。待っています。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2010年12月12日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604―8577 京都新聞文化生活部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp