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(90)親子吟行会、やりたいなあ

作 品

・あきのあさしあいラッシュでまんいんだ
京都市・嵯峨野小1年 西田 翔

・うさぎだくわたしもドキドキ木の葉散る
京都市・嵯峨野小3年 西田 葵

・なべの日はみんなでたべるとおいしいよ
京都市・二の丸北小1年 吉本 陽和

ねんてん先生

 第3回の優秀作3句(10月〜12月)の発表です。

 今回は「しあいラッシュ」という言葉を教えてくれた西田翔さんの句をまず選びました。西田さんの句に出会って以来、土曜日や日曜日の朝の電車が楽しくなりました。試合にでかける中学生や高校生の一団に出会うたびに西田さんの句を思い出し、ニコッと笑ってしまいます。

 西田葵さんの「うさぎだく」は一つの場面をいきいきと伝えてくれます。だいたうさぎがドキドキしていて、私もドキドキ。そしてうさぎと私に木の葉が散る。まるで映画の印象的なシーンのようです。

 西田翔、西田葵さんはきょうだいですが、ほぼ毎週作品を送ってくれました。今では句を作ることが日課のようになっているのでしょうか。いつかいっしょに吟行(ぎんこう)したいなあ。あっ、どこかにでかけて、そこで見たものや出会ったものを句にすることを吟行と言います。いつの日か、本欄の主催で親子吟行会をやりたいなあ。

 3句目は吉本さんの鍋(なべ)の句です。吉本さん、冬になってもう何回か鍋をしましたか。

 では、皆さん、すてきなお正月を迎えてください。そして、お正月の575を作って送ってください。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2010年12月26日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604―8577 京都新聞文化生活部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp