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(91)具体的に伝えるのがポイント

作 品

・なわとびがとんではしってこっちくる
大津市・志賀小1年 宮本 夏

・ゆげいっぱいみんなでわあいおなべです
宇治市・西大久保小4年 衣川 隼輝

・れんこんはどうしてあながあいてるの
京都市・西陣中央小1年 岡本 虹香

ねんてん先生

 宮本さん。「とんではしってこっちくる」がいいなあ。なわとびがぐんぐんと近づいてくるようすが目に見えます。「天しとねそらをいっしょにとびたいな」も宮本さんの句ですが、この句にも勢(いきお)いがあります。

 衣川さん。「ゆげいっぱい」のあとの「みんなでわあい」から楽しさがよく伝わります。楽しいと言わないで楽しさを具体的に伝える。これが俳句の大事なポイントです。衣川さんはなに鍋(なべ)が好きですか。

 岡本さん。「へびさんはどこがからだでしっぽなの」も岡本さんの句ですが、このようなかたちでいっぱい疑問(ぎもん)を書くといいね。そして、図鑑(ずかん)で調べたり、先生や友だちにたずねてください。ところで、岡本さん、れんこんの穴(あな)、どうしてあいているのか、わかった?

 新しい年をむかえました。新年には「おめでとうございます」とあいさつしますが、なにがめでたいのでしょうか。正月の神(としとくじん、としがみ)からお年玉をもらうことがめでたいのです。お年玉とはその年の幸福(こうふく)、すなわちシアワセです。正月の神は白いヒゲのおじいさんで、年末、門松といっしょに家にやってきたのです。「松の内」という言い方がありますね。正月の神が家にいる間が「松の内」です。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年1月9日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604―8577 京都新聞文化生活部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp