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(93)季語飛びこし想像の世界広げる

作 品

・ルリビタキ空に羽ばたく虹の鳥
京都市・祥豊小4年 田村 晧都(ひろと)

・かきぞめをかいてびっくりきれいな字
京都市・祥豊小1年 田村瑛莉那

・こたつでねあしとあしとがごっつんこ
京都市・醍醐西小1年 八田 春希

ねんてん先生

 田村晧都さん。ルリビタキという鳥がとてもきれいです。季語ではルリビタキは夏です。実は虹も夏です。ですから、田村さんの句は夏の俳句ということになりますが、この句は季語を飛びこして、想像の世界を広げた作品ですね。田村さんは「五七五十七文字で絵を描く」とも作ってくれましたが、このルリビタキの句はまさに十七文字の絵です。

 田村瑛莉那さんは晧都さんの妹でしょうか。この句、自分でびっくりしたのですね。書き初めは大きな紙に大きな字で書きます。だから、ふだんとはちがう字になります。瑛莉那さんの場合、びっくりするようなきれいな字になったのですね。よかった、よかった!

 実は俳句も瑛莉那さんの書き初めと似ています。ふだん、575でしゃべることはありません。だから575で表現すると、自分でも思いがけない表現になるのです。

 八田さん。「ごっつんこ」がいいなあ。親しい感じがよく出ています。そういえば佛教大学小学生俳句大賞の去年の大賞作品は「家族の足安心してるほりごたつ」(小6 谷矢奈美)でした。その佛教大学俳句大賞の本年度の締め切りが迫っています。どうぞ応募してください。問い合わせはTEL075(491)2141です。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年1月23日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604―8577 京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp