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(98)光も鳥も ほら、春はすぐそこ

作 品

・けつろふき今日はお休み春間近
京都市・嵯峨野小3年 西田 葵

・きょうは春日はピカピカだ冬ばいばい
京都市・二の丸北小2年 深田 恭平

・お日さまが「春だよ」ピーピーとりさんも
京都市・二の丸北小4年 吉本 陽向

ねんてん先生

 西田さん。結露(けつろ)ふきが西田さんの毎日の仕事だったのですね。もしかしたら、西田さんは結露ふきの名人? 「豆食べる心のオニにオニは外」も西田さんの句ですが、心の鬼(おに)も追っ払い、春がすぐそこ、ですね。もっとも、今の時期、実際(じっさい)はとても寒いです。でも、立春(りっしゅん)からのちのこの寒さは、余寒(よかん)、冴(さ)え返る、寒(かん)の戻(もど)り―などと呼び、もう春の寒さです。寒さが確実に春に向かっています。

 深田さん。「日はピカピカ」は光が急に明るくなってきらきらしている感じですね。それを季語では「光の春」とか「風光る」と言います。今はまさにその光の春、風が光ります。

 吉本さんも光の春を575にしました。光の春には小鳥もさえずりを始めます。吉本さんの家や学校ではどんな鳥がさえずるでしょうか。

 小鳥は吐(は)く息(いき)と吸(す)う息の両方で声が出るそうです。だから、飛びながら(はげしい運動をしながら)歌えます。たとえばホーホケキョ(これはウグイス)だと、ホーは吐く息、ホケキョは吸う息の音というように。みなさんはウグイスの鳴き方、できますか。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年2月27日掲載】
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