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(104)青空に心も体ものびのびしたい

作 品

・画面から入って春を届けたい
京都市・嵯峨野小4年 西田 葵

・タケノコをどんどんたべてせがのびる
京都市・西陣中央小4年 伊吹 日向子

・ともだちといっしょにあそぶ空の下
京都府京丹波町・瑞穂小2年 北村 麻衣

ねんてん先生

 西田さん。東日本大震災を伝えるテレビを見て、そのときの気持ちを575にしたのですね。西田さんのこの気持ち、テレビでニュースを見た多くの人たちの気持ちでもあったと思います。「列で待つ待てる心が春を呼ぶ」も西田さんの句ですが、水やガソリンなどにちゃんと並んでいる被災者、その乱れない被災者の心に西田さんは感動しています。その人々の未来に暖かい春を感じました。

 伊吹さんの気持ちもよく分かります。タケノコはどんどん伸(の)びるから、そのタケノコをいっぱい食べたら背(せ)の伸びる気がたしかにします。伊吹さんはタケノコ、好きですか。私は「タケノコとワカメのたいたん」とかタケノコごはんが大好きです。

 北村さん。大空の下でのびのびと遊んでいます。いかにも春らしい句ですが、「空の下」をですね、「花の下」とか「春の雲」にかえると、遊びのようすがさらに具体的になります。

ともだちといっしょにあそぶ花の下

ともだちといっしょにあそぶ春の雲

 右の花は桜(さくら)ですが、桜や雲が遊びを具体的に想像させますね。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年4月10日掲載】
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