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(106)具体的な名称入れてみよう

作 品

・春の川魚がビューンとちょう特急
彦根市・近江兄弟社小4年 若林加奈子

・チューリップきらきらひかってでてきたよ
彦根市・近江兄弟社小1年 若林 真子

・うぐいすが春をよんでる桂川
京都市・川岡小4年 山口 風香

ねんてん先生

 若林加奈子さん。魚のはやさにおどろいている感じがよく分かります。どんな魚でしたか。川に入ってその魚を追っかけましたか。それとも、岸からながめたのでしょうか。その魚、どんな名前か、図鑑でたしかめてください。そして、魚の名前入りの俳句を作ってください。じつは若林さんは、名前入りの句も送ってくれました。「春の空真子(まこ)のスカートひるがえる」です。「真子」は妹でしょうか。春の空をとんでいる感じですね。

 次はその真子さんの俳句。「ひかってでてきた」という表現(ひょうげん)がすてきです。チューリップのいきいきとしたようすが目にうかびます。

 山口さん。桂川という具体的な川を表現したのがいいですね。その桂川でうぐいすが鳴いているのですが、どのように鳴いているのでしょうか。うぐいすは1羽、それともなん羽かが鳴く? 声はどのような感じだろう。そういうことを表現すると、桂川のうぐいすの特色がはっきりします。たとえば次のようにするのです。

うぐいすの2羽がないてる桂川

うぐいすのホキョホキョホキョと桂川

 山口さん。また桂川の句を送ってください。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年4月24日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604−8577 京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp