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(117)ユニークな思いつきや見方で

作 品

・雨上がり虹を通ってあそぼうよ
綾部市・西八田小6年 木下 夏希

・妹とかんぱいつるり初そうめん
京都市・西陣中央小4年 伊吹日向子

・風鈴は太陽の熱飛ばすんだ
東京都・篠崎第四小4年 山中 楓加

ねんてん先生

 木下さん。虹をくぐって遊ぶ、という思いつき、とてもいいです。雨上がりがほんとうに楽しそう。  伊吹さん。今年最初のそうめんで、つるりとかんぱいをしたのですね。実際はどのようにするのでしょうか。はしでそうめんをかかげ、かんぱい! と言ってつるりとやるのかな。ちょっと行儀(ぎょうぎ)が悪いけど、でも、楽しそう。こんど私もそうめんのかんぱいをします。

 山中さん。風鈴が涼(すず)しい音を立てている。それを太陽の熱を飛ばしている、と見ました。この見方はとてもユニークです。

 雨上がりの虹くぐり、そうめんのかんぱい、そして風鈴の熱飛ばし。今回の3句は思いつきや見方が新鮮でした。

 ところで、「暑い」も「涼しい」も夏の季語です。暑い中で感じる涼しさ、たとえば外を歩いていて日かげに入ったときのヒヤリとした感じ、それが季語「涼しい」です。

 夏の楽しさ、それは暑さの中の涼しさに出会うことかも。かき氷、風鈴、金魚、スイカ、打ち水など、これらはどれも暑い中で見たり食べたりすると涼しいです。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年7月10日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604−8577 京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp