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(121)「最初にグー」次は何を出そう

作 品

・ザリガニとじゃいけんしたらかっちゃった
大津市・仰木小3年 梶 彩乃

・熱帯夜エアコン消して星ながめ
京都市・修学院小6年 太田 有毅

・たなばたのそうめんつるつるあまのがわ
京都市・市原野小6年 倉橋 望

ねんてん先生

 梶さん。ザリガニとじゃんけんするときは、「最初にグー」と始めて、さて、次に何を出すか。ちょっとこまりますね。ザリガニって、チョキしかしない? そうだとすると、グーを出すとかならず勝つよね。梶さんはグーを出したのですか。で、ちょっと照(て)れて、「かっちゃった」と軽くおどけたのですね。その梶さんの気持ち、よく分かります。

 日本にいるザリガニは、昔からいるニホンザリガニと、外来種のアメリカザリガニ、ウチダザリガニ、タンカイザリガニの4種です。ニホンザリガニは北海道、東北地方にいて天然記念物になっています。よく見かけるアメリカザリガニは、大きなハサミを持っていますが、これはかつて食用ガエルのエサとしてアメリカから輸入したもの。それが日本各地に広まったのです。梶さんがじゃんけんしたのはこのアメリカザリガニだね。

 太田さんの句。窓や戸を開け放して寝たままに星を眺める。それは昔の日本の夏の定番でした。でも、今ではそんなことがむつかしくなりました。それだけに、太田さんの句のようにできたら、熱帯夜がとても楽しくなりそう。

 倉橋さん。七夕の夜、そうめんを食べています。空にはそうめんに似た天の川。涼しい俳句です。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年8月7日掲載】
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