京都新聞TOP > 文化・文芸・教育アーカイブ >ねんてん先生の575
インデックス

(122)「くりかえし」で楽しさ倍増

作 品

・あさがおがさいたよさいたつぎつぎに
京都市・唐橋小4年  千代 陽菜(ひな)

・大すきなぼうけんごっこ夏やすみ
京都府京丹波町・和知小2年  久保 大和

・気持ちだけすずしい感じふうりんは
南丹市・殿田小6年  草川 一輝

ねんてん先生

 千代さん。「さいた」「つぎ」のくりかえしが朝顔を見ている人の楽しい気持ちを示します。日本語では語のくりかえし(反復)が気持ちの表現としてとてもたいせつです。

 久保さん。冒険(ぼうけん)は夏休みの定番。久保さんはどんな冒険をしますか。木にのぼったり、川で魚をおっかけたり、あるいはひとり旅をする……。私は毎年、長い物語などを読んで、本の世界の冒険をします。この夏に読みはじめたのは「ガリヴァー旅行記」です。寝る前に数ページを読むのですが、ときに夢の中でガリヴァーになったりします。

 草川さん。ほんとうにそうだね。風鈴(ふうりん)があるだけで、涼しい感じがします。この夏は節電のためにあちこちで風鈴が活躍(かつやく)し、「すずしい感じ」を与えているのではないでしょうか。私のうちでも、つりしのぶに風鈴がさがっていて、風鈴がならなくても、それを見るだけで「すずしい感じ」になります。

 それにしてもあっという間(ま)に8月半ばになりました。暦(こよみ)の上では8日が立秋でした。まだまだ暑い日が続きますが、夏がゆっくりおとろえ、秋の気配があちこちでします。そんな移りゆく季節の気配を感じてください。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年8月14日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604−8577 京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp