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(127)虫の演奏会、わが家で開催中

作 品

・かぶとはねいっぽんづのでたちむかう
宇治市・木幡小1年 安田尚史(ひさし)

・家の花だんヒョウタンの花やっとさく
亀岡市・亀岡小5年 斉藤 睦

・すず虫の内しょ話をぬすみ聞き
京都市・嵯峨野小2年 西田 翔

ねんてん先生

 安田さんの句を見て、そうか、カブトムシが人気なのは、あの一本の角(つの)で立ち向(む)かうからか、あのポーズがいいんだなあ、と思いました。おとなの俳句に

 ひっぱれる糸まっすぐやかぶとむし 高野素十

があります。これはたたかっているのではなく、糸を結んでカブトムシに綱引(つなひき)をさせているのですね。安田さん、こんな綱引もさせましたか。

 斉藤さん。ヒョウタンは夏の夕方に白い花を咲(さ)かせます。斉藤さんの家のヒョウタンはもう実になってぶらさがっているのでしょうか。むかし、ヒョウタンは、今の水筒(すいとう)やペットボトルの役目(やくめ)をしていました。外を歩くときはヒョウタンを腰にぶらさげました。水や酒(さけ)などが入っていました。

 西田さん。スズムシはどんな内しょ話をしていましたか。わが家ではこの秋、マツムシとカンタンを飼(か)っています。夜、とてもにぎやかです。近所の人たちに、あの家は虫がうるさい、と言われないかとひやひやです。ことにマツムシがにぎやかです。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年9月18日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604−8577 京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp