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(131)ほくほくと、食欲の秋だね

作 品

・さか上がり見るたび動くいわし雲
京都市・大宅小2年 辻咲雪輝

・いもほりはちからを入れてふんばるぞ
京都市・葵小2年 八木秀輔

・栗ご飯すいはんきから秋の香が
亀岡市・亀岡小5年 上田佳菜枝

ねんてん先生

 辻さん。さか上がりをなんどもする、そのたびに鉄棒の上から見るいわし雲が動いているのですね。どのように動くのかとまたさか上がりをします。その辻さんのようすが目に見えるようです。

 八木さん。くわでほっているかな。そうだとすると、ちゃんとふんばってくわをふらないと危険(きけん)ですね。先週も言いましたが、私の小学生時代には、いもほりの時期に学校が休みになり、子どもたちは家のいもほりを手伝いました。小・中学生の男の子は、ほったいもを家まで運ぶのがおもな仕事でした。いもを俵(たわら)につめ、その俵をキンマとよんだ木製のそりにのせて運びます。坂道をひきずっておりるのですが、そのおり方にコツがありました。また、キンマに俵をいくつのせることができるか、それも男の子の力のみせどころでした。女の子は、俵にいもをつめたり弁当(べんとう)の用意をしました。火をおこしてお茶をわかし、木の枝ではしを作りました。みんなで食べるおひるごはんはとてもうまかったです。空にはいわし雲が広がっていました。

 上田さん。栗(くり)ご飯、私も大好き。たきあがるのがまちどうしいですね。「秋の香がすいはんきから栗ご飯」とするほうがうまそうですよ。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年10月16日掲載】
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