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(134)すとーんと日が暮れる晩秋

作 品

・おはようと先に言えたよ秋の朝
京都市・嵯峨野小2年 西田翔

・かまきりがパパのカメラにとびついた
京都市・御所南小1年 小林真子

・くりごはん笑顔笑顔の夜ごはん
大津市・晴嵐小5年 小林佳乃

ねんてん先生

 私は、小学生のころ、あまりしゃべらない子でした。ほんとうはしゃべりたいのですが、ああ言おう、こう言おうと考えていると、しゃべるチャンスを失ってしまうのです。何も考えずに「おはよう」と言えばよいのですが、それができなかったのです。大人(おとな)になってもなかなかできず、今でもあまり気楽(きらく)にはしゃべることができません。だから、西田さんの気持ち、よく分かる気がします。よかったね、西田さん!

 小林真子さん。おっ、すごいカマキリ! パパはどうしましたか。カマキリ、写されるのがいやだったのでしょうか。

 小林佳乃さん。「笑顔笑顔」と笑顔を2回も言ったことで、笑顔がいきいきしました。また、最初の「くりごはん」と終わりの「夜ごはん」の音が響きあい、笑顔をさらに強調しています。家族がみんな、なんどもおかわりして栗(くり)ごはんを食べた感じですね。

 十一月になりましたが、今は「晩秋(ばんしゅう)」です。「秋の暮(くれ)」とも言います。秋が終わりに近づいているのですね。日の暮れるのがずいぶん早く、しかもすとーんと日が暮れます。その日暮れ、窓の外などを見ていると、なんとなくさびしくなりませんか。晩秋は昔からなんとなくさびしい時期でした。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年11月6日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604−8577 京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp