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(139)やってくる冬想像、みんなで句を

作 品

・お月さまはちみつかけたらおいしそう
京都市・京都教育大付属小中3年 永田玲

・ほおぶくろリスが持ってるふくろだよ
京都市・葵小2年 八木秀輔

・冬の日はココアを飲んであたたまる
湖南市・下田小6年 竹内翔馬

ねんてん先生

 永田さん。月にはちみつをかけて食べる、なんて考えたことがなかったなあ。でも、言われてみれば、三日月(みかづき)もまんまるい月も、かじってみたい気がします。「落ち葉たち秋のほうきに乗っていく」も永田さんの作。落ち葉が秋というほうきに乗って散った、と思うと、落ち葉のいちまいいちまいが魔法使(まほうつか)いのように見えます。

 八木さん。リスは頬(ほお)が袋(ふくろ)のようになっていて、そこへ食べたもの、たとえばどんぐりをしばらく入れておくのですね。八木さんはもしかしたら、自分にも頬袋があればいいなあ、と思った?

 竹内さん。うん、私もココアであたたまっています。「初雪を今か今かと待っている」(西川美咲)、「雪の日にみんなが遊ぶぼくこたつ」(井上稀斗)も湖南小学校6年生の句です。やってくる冬を想像(そうぞう)して、みんなで575を作ったのでしょうか。

 まもなくクリスマス。私の近所はクリスマスの飾りで日暮れが明るくにぎやかになっています。サンタが屋根にも壁にもいる家があって、いっしょに見てまわっていたとき、「あの家、欲(よく)ばりだね」と小3の男の子。すると6年の姉が、「子どもが2人いて、それぞれにサンタが来るのよ」と言いました。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年12月11日掲載】
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