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(141)来年も楽しい句を待ってるよ

作 品

・雨粒に冬のたまごがねているよ
京都市・嵯峨野小2年 西田 翔

・いねかりへいってみたいなたんごまで
京都市・西陣中央小4年 伊吹日向子

・かまきりがパパのカメラにとびついた
京都市・御所南小1年 小林 真子

ねんてん先生

 今期(10月〜12月)の優秀句の発表です。

 活躍が目立ったのはなんといっても西田翔さんでした。「ぼくの服ごはんつぶつぶ小鳥来る」「足よりも心ぞう走るうんどう会」「おはようと先に言えたよ秋の朝」など、翔さんは次々と傑作を発表しました。そのうちから、「冬のたまご」の句を今期の優秀句に選びました。

 伊吹さんは丹後(たんご)へ行きましたか。「ビブレはねまだ秋なのにクリスマス」「堀川のいちょうきらきらさあ帰ろ」というように、伊吹さんは場所や土地を句にしました。これからもあちこちの場所で作ってください。そうすると、ことばの世界が広がります。

 小林さんの句はとびきり楽しいものでした。カマキリとパパのようすが目に見えるようです。

 今年もいよいよ終わり。みなさんにとってどんな年でしたか。東北の地震と津波、そして原発事故があって、日本のありかた、そして私たちの暮らしを、基本のところで考え直す、そういう課題ができましたね。じっくり考えたいものです。いろいろな角度から考え、友だちや家族と議論をするのもいいですね。この欄でも考えたいと思っています。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2011年12月25日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604−8577 京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp