京都新聞TOP > 文化・文芸・教育アーカイブ >ねんてん先生の575
インデックス

(143)楽しい気持ちもころころころ

作 品

・靴下はたたむとほらねボールだよ
京都市・春日幼稚園年長 竹口 知希

・ゆきだるまころころころころでかくなる
京都市・桂小1年 松永 怜大(りょうた)

・カリフラワーもこもこしてて雪みたい
京都市・市原野小4年 新田ほのか

ねんてん先生

 竹口さん。靴下をたためるのですね。実は私も見よう見まねで靴下やシャツをたたんでいます。このお正月、「せんたく物を自分でたたむ」を今年の目標の一つにしたのです。で、カミさん(私の妻)をコーチにして靴下をボールのようにたたんでいます。靴下はなんとかたためるようになりましたが、シャツはまだうまくいきません。ていねいさに欠ける、とコーチにやり直しを命じられたりしています。

 松永さん。「ころ」を4回も続けたのがいいです。「ころ」がふえるにつれて大きくなってゆくのですね。うれしさや楽しさもその「ころ」が示しています。

 新田さん。カリフラワー、うまそうですね。実は、新田さんのこの句、私にはくすぐったいです。というのは、小学生のころの私のあだ名がカリフラワーでした。すごいちぢれ毛だったので、ヒツジ、天然パーマとも呼ばれましたが、カリフラワーは好きでした。当時は新しい野菜で高級な感じがしました。今、私はマシュマロジージと呼ばれています。

 そのマシュマロジージが靴下などをたたもうと決めたのは、暮らしの基本ともいうべきそうしたことをカミさんに頼り、自分では何もできないことに気づいたからです。きれいにシャツのたためるマシュマロジージになりたいです。(俳人・佛教大教授 坪内稔典)

【2012年1月15日掲載】
小学生の俳句を募っています。作品3点までと、住所、氏名、学校名、学年、電話番号を明記し〒604−8577 京都新聞文化報道部「ねんてん先生の575」係。メールは575haiku@mb.kyoto−np.co.jp