京都新聞TOP > 文化・文芸・教育アーカイブ >まちなかアート
インデックス

JR京都駅

眺めは宇宙ステーション

 新しく建設され、10年が過ぎた京都駅ビル(京都市下京区)。開業当初に感じた近未来的な設計が、景観にも利用者にもなじんできた。
 人でにぎわう時間外には、違った姿を見せてくれるのではと夜明け前、カメラを手に中央口に立ってみた。
 巨大なコンコースの下はまだ通行人も少なく、靴音が甲高く響く。上空に張り巡らされた鉄骨の間が色づき始めた。濃紺からブルー、瞬く間に白んでいく。その眺めはさながら、宇宙ステーション。
 見慣れた光景も、時間や画面の切り方で多様な表情を見せてくれる。そんな思いを抱きながら、増え始めた通行人に混じり、街に出た。


【2008年4月16日掲載】