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緑に覆われた店先

繁る緑 癒やしの空間

 青々とした緑に覆われた玄関が、森の中にある小さな家を連想させる。日が暮れて店内の明かりがともると、葉に残った雨露が光り、メルヘンの世界へ…。

 中京区蛸薬師通御幸町にある雑貨店。約20年前に、「オカメヅタ」と「カボック」の鉢植えを、店の玄関を挟むように左右に2個置いたところ、またたく間に成長し、玄関を覆い尽くしてしまった。

 店内に入ると、ひんやりと涼しい。「家の中のエアコンを以前より高めの温度設定にしてもすごしやすく、前を通る車の排出ガスにも悩まされることがなくなった」と店主の古田展子さん(62)。

 植物が持つ自然の力で、街中に生まれたアート。省エネにもつながる癒やしの空間として、通る人々を楽しませてくれる。

【2010年5月19日掲載】