京都新聞TOP > 文化・文芸・教育アーカイブ >まちなかアート
インデックス

欄間のステンドグラス

涼しげ 欄間にステンドグラス

 姉小路通高倉角(京都市中京区)の手作りアンティークの店に、涼しげな作品が飾られていた。淡いブルーやグリーンの色彩ガラスが外光で浮かび上がるステンドグラス。夏の日差しを浴びているのに、見る人に与える清涼感は、京町家の庭から座敷に吹き抜ける風のようだ。

 日本家屋の欄間をイメージし、龍、ササ、雲をモチーフにした和風のデザインだが、ガラスは作者のこだわりでヨーロッパ製を使っている。気泡やぬめり、色彩が、1枚のガラスごとに微妙に違い、うねるように描かれた龍の胴体が、わずかな角度で変化する。

 暑い日が続く中、まちなかで見つけた涼感あふれるアート。エアコンを切り、部屋に入る風と光を楽しみながら自宅でも眺めてみたい。

【2010年8月18日掲載】