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四季の花咲くレリーフ

足元に花の道しるべ

 四条通から三条通までの「寺町京極」(京都市中京区)に、四季の花が咲いている。四条からサクラ、アサガオ、モミジ、ツバキ、ウメと、道行く人の足元に。にぎやかな店先に気をとられていると見過ごしてしまうほど小さな花。道に迷うとモミジがそっと教えてくれる。「ここは蛸薬師通だよ」。

 今春、南北約500メートルある商店街の舗装を張り替えた際、四季を思わせる「道しるべ」のレリーフを各交差点に設置した。「京都は観光客の多い町。通り名が分かるほうが歩きやすい。ローマ字表記もあるため、立ち止まって見る外国人も多い」と、商店街理事長の浦田和直さん(71)。目立たないが、困った時にふと教えてくれる。京都はやはり、優しさいっぱいの町だ。

【2010年11月17日掲載】