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(5・完)学都で草の根交流(京都市)

言葉の壁超え心結ぶ
茶道で和の心に触れる。温かいお茶に笑顔がほころぶ(京都市上京区・京都インターナショナルスクール)
 大学のまち・京都には世界中から研究者や留学生が集まる。地域では彼らの子どもたちが草の根で触れ合う姿が見える。
 京都市左京区の修学院小の校区には京都大の外国人研究者の寮がある。ルーツをたどると十カ国にも及ぶ児童約二十人が日本人児童と机を並べる。
 南アフリカから今春やって来た一年の福井ルーク君(7)はイギリス人の父を持つ同級生ジェームス・ガレス君(6)と仲良しだ。入学当初は言葉の壁に戸惑ったが、ガレス君の英語通訳に助けられた。「遊びのルールも教えてもらった」。今では日本語にも慣れた。
 上京区の京都インターナショナルスクールも外国人の大学関係者の子が多く、英語で授業をする。昨年九月に来日したドイツ人の二年メルビッツ・フィリーネちゃん(7)は母国語以外は満足に話せない。でもいろいろな文化を持つ友だちに囲まれ、学校にもなじんできた。
 クラブは茶道部。和の心を学ぶ。お茶をたて、異国の友をもてなす。「アイ・ラブ・サドー」。伝統文化にも抵抗はない。言葉や習慣の違いを超え、子どもたちは共に生きていく。
【2007年11月26日掲載>おわり】