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任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の売り上げが復調している。年末商戦に合わせて発売された人気ソフトが引っ張る形で累計販売台数は300万台を超えたとみられる。17日にはソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が新型携帯ゲーム機「プレイステーション・ヴィータ」を発売する。携帯電話などで楽しむソーシャルゲームが急拡大する中で家庭用ゲーム市場の動向が注目される。
ゲーム機商戦過熱 ソニー、17日新型機発売
3DSは、本年度の世界販売計画数1600万台に対し、上半期の販売実績が307万台(うち国内107万台)にとどまった。「有力ソフトが発売できず勢いが失われた」(岩田聡社長)ためだ。
ゲーム雑誌出版のエンターブレイン(東京都)が全国の販売店約3600店から推計したデータによると、今年2月の発売初週は37万1千台だったが、その後は数万台と低迷した。8月の値下げ後にいったん急増し、年末に向けて徐々に台数を伸ばしていた。
動きが加速したのが12月1日の「マリオカート7」の発売前後。発売週(11月28日〜12月4日)は21万6千台となり、10日の「モンスターハンター3(トライ)G」発売週(12月5日〜11日)は37万8千台と週間で最高になった。
累計販売台数は11日時点で323万台に達した。岩田社長は300万台を「周囲を巻き込み、普及に加速がかかる」台数とする。過去のゲーム機も一定の規模に達すると本格的な普及を実現してきたといい、3DSでも勢いに拍車がかかりそうだ。
SCEのヴィータは無線LANや第3世代携帯電話(3G)回線に対応し、ほかのプレーヤーとの対戦や情報のやりとりが豊富にできる。ソーシャル性が高く、ユーザー層を拡大したい考えだ。
国内の家庭用ゲーム市場規模は減少傾向にある。エンターブレインによると、昨年は前年比9%減の4936億円で3年連続で減少した。一方、ソーシャルゲーム市場は前年の約4・4倍の1120億円と急成長している。
同社の浜村弘一社長は、ここにきて3DSの売り上げが伸びていることについて「発売直後以上に売れるという動きは今までにない。安価なソーシャルゲームと違い、ハードとソフトで2万円を投資するという人はゲームへのモチベーションが高く、ファンは広がっている」としている。
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