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カード共通化 特典UP

百貨店総合効果を実感
阪急と阪神両百貨店の統合効果をPRするスタシアカードのポスター(京都市中京区・阪急電鉄大宮駅)

 百貨店の経営統合による再編に伴い、特典ポイントが付くクレジットカードの共通化が進んでいる。阪急、阪神両百貨店の共通カード「スタシア」が昨年秋に発行されたのに続き、大丸と松坂屋のカードが今年三月に一元化される。ポイントに応じたサービスが受けられる対象店舗が一気に拡大し、生活の中で統合効果を実感する消費者が増えそうだ。

阪急+阪神 ピタパ機能付加
大丸+松坂屋 対象店舗が拡大

 昨年十月、阪急百貨店と阪神百貨店が経営統合して「エイチ・ツー・オーリテイリング」が誕生。これを受け、阪急阪神カードが発行した新カード「スタシア」は、交通乗車に便利な決済サービス「PiTaPa(ピタパ)」機能が付き、通勤から買い物まで使える利便性をPRする。

 買い物の場合、阪急、阪神両百貨店など阪急阪神東宝グループ共通で特典ポイントが付く。京都では、四条河原町阪急に加え、きょうと情報カードシステム(KICS)の加盟店も対象となっている。阪急三番街や宝塚大劇場、ハービスPLAZAや阪神甲子園球場など両社の関連施設でも特典ポイントが付くようになり、大阪を中心に利便性は大幅に向上した。

 「ポイントセレブ」をスローガンに通常のポイントに上乗せするキャンペーンも実施中。「梅田地区では最強のカード。今後はコトクロスなど京都の関連商業施設への特典対象の拡大を検討したい」(阪急阪神カード営業部)としている。

 一方、大丸と松坂屋は、経営統合による持ち株会社J・フロントリテイリング(JFR)グループ誕生で、カードを今年三月から共通化する。

 松坂屋が新たに発行するカード「マツザカヤカード」は、大丸の「ダイマルカード」と同等のサービスになり、ポイントの条件が向上。最大10%のポイントがたまる。

 ポイントサービスの対象は、JFRグループの全国計二十一店舗に広がり、グループは「松坂屋の顧客にとっては大幅に利便性が向上する。また対象店舗の拡大で大丸の顧客にも利点は大きい」(広報・IR部)とし、新カードの利用を呼びかけている。

【2008年1月31日掲載】