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自分が面白いことを

三菱電機京都製作所映像情報画像製造部 プリンタ技術第2グループマネージャー 三好温子さん
三菱電機京都製作所映像情報画像製造部 プリンタ技術第2グループマネージャー 三好温子さん
三菱電機京都製作所映像情報画像製造部 プリンタ技術第2グループマネージャー 三好温子さん

 コンビニや家電量販店などに設置され、スマートフォンなどで撮影した画像をその場で印刷できるセルフプリント機を中心に開発している。使い勝手やシステムなどのソフト部門を統括しており、「京都から世界一のプリント機を生み出したい」と意気込む。

 子どもの頃は算数や物理が得意だった。大学でプログラム言語を学び、ハードとソフトの将来性などを研究した。

 初任地は業務用プリンター製造拠点の福山製作所(広島県福山市)。色の重なりのずれを確認する作業などに携わった。入社3年目、ずれの確認装置の開発を指示され、尼崎市の産業メカトロ研究所(現・先端技術総合研究所)で1年かけて完成させた。

 福山製作所に戻り、インキ材料やソフトウエアを開発した。98年にプリンター事業部が京都製作所(長岡京市馬場)に移管されたのを機に、京都に移り住む。

 京都では、写真店用プリンターなどに組み込むソフトウエアを担当してきた。2012年には開発に携わったセルフプリント機「クイッキオ」が発売された。スマホのようにタッチパネルで簡単に操作できる仕様が評価され、大手家電量販店に大量導入された。

 現在も写真に自分でメッセージやイラストを書き込める機能を追加するなど、セルフプリント機をさらに広めるための改良を進めている。顧客が「楽しい、やってみたい」と思うよう、まず自分が面白く感じることを目指す。ソフトの不具合を早期に発見するため、声を掛け合うなどチームのコミュニケーションも高めるよう心掛ける。

 上司にも物おじせず意見を述べる性格で、活躍する女性の先駆けとしてリーダー役を期待されている。

 「ハードだけでなく、アプリケーションまで作れるのが三菱電機の強み。新たな技術を導入し、『利用して良かった』と喜ばれるセルフプリント機を作りたい」

みよし・あつこ 鳥取大工学部電気工学科卒。1985年に三菱電機に入社。福山製作所(広島県福山市)で、プリンターの色の出力やソフトウエア開発に携わる。1998年6月から京都製作所。趣味はテニス、ゴルフ。愛媛県松山市出身、長岡京市在住。53歳。

【2016年06月12日掲載】