京都新聞TOP > 経済特集アーカイブ > Myウェイ Myライフ
インデックス

営業の要、120人を統率

日本生命京都支社 ブランチヘッドマネージャー 大寺純子さん
日本生命京都支社 ブランチヘッドマネージャー 大寺純子さん
日本生命京都支社 ブランチヘッドマネージャー 大寺純子さん

 大企業や官公庁の職域営業グループで部下120人を統率する。業務は販売計画の管理やリスク対策、人材育成など幅広い。大部隊のリーダーながら喜怒哀楽の感情表現は包み隠さず、一人一人に目を配りながら時に厳しく叱り、時に優しい笑顔で励ます。

 生命保険業界のビジネス環境や商品の考え方は近年変わりつつある。一つは晩婚・非婚化で広がる「若年層の生保離れ」。さらに職員が各職場を訪れて商品を説明し、契約につなげる販売モデルも、企業が施設や情報管理を強化する中で従来のように入り込めなくなっている。「じっくり時間をかけてアプローチして信頼関係を築き、保険ニーズを喚起することがますます重要になっている」と話す。

 もちろん短期間で成果が出ることは少ない。「話を聞いてもらえない」と落ち込む部下には営業現場で積み上げた経験を基に具体的な提案やアドバイスを送る。入社後は相談業務や戦略立案に関わり「泥臭い仕事がしたい」と訴え続けた。転機は2007年。奈良の店舗のマネージャーを任され、女性総合職では社内で初めて営業管理職となった。

 店舗業績を立て直すため部下と連日話し合い、チームワークの意識を浸透させた。付いたあだ名は「ターボエンジン」。目標達成に向け、フルパワーでグループをけん引した。「お客さまを最優先に考える原点を忘れず、うれしさや悔しさの感情も表に出して分かりやすい上司でいるように心がけた」と振り返る。

 11年に長女を出産し、約1年の育児休業を経て職場復帰した。夜も休日もがむしゃらに働いていたスタイルを見直し、週末は「完全休業」すると宣言。平日の業務の効率化を工夫し、休日は最愛の娘とゆっくり過ごす。

 「出産後も総合職で復帰する女性はすごく増えてきた。続く後輩のためにも仕事で結果を出しつつ、プライベートも欲張りたいんです」

おおてら・じゅんこ 同志社大法学部卒。1994年日本生命入社。京阪神営業本部(現近畿営業本部)で勤務し、本店法人市場部課長、御堂筋支社人材育成部長などを経て今年4月から現職。休日は娘と銭湯で心身を癒やす。北海道出身。兵庫県西宮市在住。44歳。

【2016年05月22日掲載】