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金網フィルター

ニチダイ(京田辺市薪)
 −宇宙ロケットに使われているそうですね。
 国産主力ロケット「H2A」の燃料(液体水素、液体酸素)ろ過や国際宇宙ステーションの空調に搭載されています。金網や金属繊維を重ねて焼き固めた(積層焼結)構造で、ミクロン(1000分の1ミリ)単位の均一な網の目が透過圧力で広がったりせず、過酷な宇宙空間でも高い耐久性を実現しています。
 −自動車部品用の金型メーカーが、なぜフィルター事業に進出したのですか?
 金型の強度を高める熱処理(焼き入れ)のノウハウを応用し、宇治田原工場で製造しています。油田掘削や飲料製造、急拡大している液晶パネル用フィルムの原料ろ過用にも広がっています。
 −新たな応用展開の方向性は?
 ろ過する物質や用途に応じた設計、開発を強みとしています。今後は環境分野への活用が期待されており、ディーゼルエンジンから出る浮遊粒子状物質の削減など排気ガス対策の研究開発と製品化に力を入れています。http://www.nichidai.jp/
[2007年6月7日掲載]