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トミヤマ(南山城村南大河原)

「柿渋」
 −塗料として見直されているそうですね
 昔は防腐・補強剤として漆器の下地や漁網などに塗られていました。その後、酒の清澄剤としての利用が主に。しかし近年、シックハウス症候群が社会問題化する中で、化学物質の毒性を抑える天然の素材として再評価されています。
 −商品の特徴は?
 約200種類ある柿の中でもタンニンの含有量が多い地元の天王柿やつるの子柿、奈良の法蓮坊や愛媛の愛宕柿を使っています。8色のべんがら(顔料)を原液に混ぜることで多色化も実現。また発酵臭の緩和、耐水性を高める溶液の開発など、利用者の要望に応え改良を重ねています。
 −これまでの利用例と今後の展開は?
 学校、老人ホームなどの公共施設、近年盛んな町家や古民家の再生に伴う需要も増えています。京都迎賓館にも使われました。「特性を生かしたさまざまな新商品の開発とともに伝統素材の魅力と利用法を伝えていきたい」(吉村幸一社長)。  1・8リットル入り1890円など。http://www.kakishibu.com/
[2007年12月6日掲載]