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ネットを利用、多人数で会話

SOBAが次世代システム開発
テレビ会議などが可能なSOBAフレームワークの画面(京都市下京区・SOBAプロジェクト本社)
 オムロンなどが出資するソフト開発ベンチャーのSOBAプロジェクト(京都市下京区)は、インターネットを利用して多人数で会話ができる次世代コミュニケーションシステム「SOBAフレームワーク」をこのほど開発した。従来の10分の1以下のコストで構築できるシステムで、テレビ会議や遠隔教育、医療分野などに応用が期待されている。
 同社はオムロン、NTTコムウェアと京都大、東京大などが産学連携で立ち上げた共同開発プロジェクトが発展して2005年1月に設立された。インターネットの広域帯通信を利用して次世代画像通信システムを研究している。
 従来のネットを使ったテレビ会議システムは、人数や画像に制限があり、スムーズにつながらず、システム構築にも大きなコストがかかるのが難点だった。
 同社は、産学連携の技術開発で、専用サーバーが不要でパソコン上で簡単に起動する基本ソフト「SOBAフレームワーク」を開発。システムの構築コストが大幅に低減され、中小企業でも導入しやすいようになった。
 新システムでは複数の人物を表示し、画面上で資料の開示や書き込みにも対応するなど実際に会って話している感覚でテレビ会議ができる。営業での商品説明や海外工場の管理に応用できるほか、通信教育や遠隔医療などにも利用できる。
 同システムは、京大国際イノベーション機構の民間基盤技術研究促進制度の研究開発課題にも採択された。今後、応用方法の研究に取り組み、営業を強化して市場拡大を図る。
 同社の乾和志副社長は「新時代のネットワークコミュニケーションで無限の可能性がある。柔軟性があるシステムなので応用方法を提案していきたい」としている。
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【2006年1月24日掲載】