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違法コピー、改ざんを防止

ハイパーテック 保守ソフト開発
プログラムのクラッキングを防ぐソフト「クラックプルーフ」の画面
 パソコンソフト開発のハイパーテック(京都市下京区)は、ソフトウエアのプログラムの改ざんを防ぐ保守ソフト「クラックプルーフ」を開発した。業界で初めてプログラムの実行ファイル(EXE、エグゼ)を保護して安全性を高めており、違法コピー対策に取り組むソフトメーカー向けに4月1日に発売する。
 新ソフトは、プログラムの内容を作者の許可なしにコピー、改ざんする「クラッキング」を防ぎ、海賊版や英語版などの違法ソフトが作成されるのを防止する。
 世界的に採用されている暗号(AES)と同社が独自に開発した暗号を十数通り組み合わせることで、プログラムの心臓部となる実行ファイルごと保護することに成功した。少しでも元のソフトを改ざんしようとするとプログラムが動かなくなる仕組み。
 これまでの保守ソフトは、プログラム中に暗号を組み込む形式だったため、開発者の負担が大きく、使いこなせる人が限られていた。新ソフトは保護したい実行ファイルを選ぶ簡単なクリック操作だけで保護処理を可能にした。導入費用は900万円、保守費用は年間180万円。初年度10システムの販売を目指す。

【2006年3月31日掲載】