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電圧で透明度自在

マイクロリアクター 電子カーテン開発
マイクロリアクターシステムが開発した電子カーテン。電源を入れた状態(左)と電源を切った状態
 超微粒子開発・製造のマイクロリアクターシステム(京都府久御山町)は、電気で瞬時に透明、不透明が切り替わる薄型の電子フィルム「電子カーテン」を開発した。電圧をかけると光を透かす特殊な液晶を採用。消費電力が少なく、プラスチック素材で加工しやすいのが特徴といい、建材や自動車向けなどに発売する。
 電子カーテンは、厚さ0・012ミリ程度の2枚のプラスチックフィルムの間に液晶を流して作る。電圧をかけるとガラスのように透明に見えるが、電圧がかかっていないとくもりガラスのように白色で反対側が見えなくなる。電圧を変えると自由に調光できる。既存のガラスパネルを使った製品より薄いため、加工しやすく曲面にも使えるという。5ボルトの低電圧で作動し、A3判サイズの大きさで1カ月間電源を入れ続けても0・7円程度と省電力化を図った。
 住宅やオフィスなどの窓ガラスや自動車のサンルーフなどに取り付けたり、自動販売機や店舗のディスプレー、プロジェクターのスクリーンなどへの用途を提案する。フィルムの色は白以外に、赤や黄、青もそろえた。1平方メートルあたり3−5万円程度で受注販売する。

【2006年6月13日掲載】