京都新聞TOP > 経済特集アーカイブ > がんばれベンチャー
インデックス

内蔵機能を統合 「携帯」用ソフト

ゼロ・サム 米の事業者向けに開発
ゼロ・サムがメニュー画面を制作したアンプド・モバイル社の携帯電話
 携帯電話向けソフトウエア開発ベンチャーのゼロ・サム(京都市下京区)は、米国の携帯電話サービス事業者向けに端末の内蔵機能を統合する組み込み型ソフトを開発した。同様の開発案件には他の国内企業の参入も見込めるため、受注実績をもとに早期に支援事業を拡大する。
 開発したのは、米西海岸を中心に若者の利用者が多いアンプド・モバイル社向けの携帯電話用ソフト。ゲームや音楽などの内蔵機能を統合して表示、実行するためのメニュー画面を制作した。
 アンプド社は、他社の通信インフラを借りて携帯電話サービスを展開する「仮想移動体通信事業者(MVNO)」。参入コストが少なく、自社の特長を生かしたサービスを展開できるため、欧米では英ヴァージン・グループや米ウォルト・ディズニーなど異業種が参入。日本でも総務省が競争を促す観点から推進する構えを見せている。
 MVNOは、端末やコンテンツなどの開発業務を専門事業者に分業することが多いため、ゼロ・サムはソフトウエア開発や端末デザインなどMVNO向け支援サービスを強化。国内外の2社と提携交渉を進めている。

【2006年8月8日掲載】