京都新聞TOP > 経済特集アーカイブ > がんばれベンチャー
インデックス

機器異常を高精度診断 結果を瞬時にネット送信

エイテックが新システム
電気設備の異常や劣化度合いを高精度で検出する診断装置
 電気設備診断機製造ベンチャーのエイテック(京都市左京区)は、モーターやインバーターの異常や劣化度合いを高調波を分析して、部位や原因を高精度で特定する設備診断システムを開発した。インターネットを通じて瞬時に診断結果が得られ、設備の保守点検の効率化が図れる。11月から診断装置を販売する。
 高調波による診断は、電気機器に流れる電流の高調波を分析して、異常や劣化状態を診断する。同社が収集した約3万7000件の解析データをもとに判定基準や具体的な対策を示すシステムを確立した。
 システムソフトに人工知能技術をとり入れており、データ検証を重ねることで従来平均90%だった診断精度(自社比較)がより高まるとしている。顧客が測定したデータは、同社のコンピューターサーバーで受信。具体的な対策を含めた診断結果を数秒以内に携帯電話などに自動送信する。
 診断装置は来年3月末までに用途別に全10機種を順次発売する。価格はすべて1台52万5000円。診断システム利用の月額基本料が5万2500円で、診断報告書出力費は別途必要。初年度で機器500台の販売を見込み、診断システム利用料を合わせて計10億円の売り上げを目指す。

【2006年8月29日掲載】