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離職理由判別 システム開発

就職支援会社「パシオ」
パシオが開発した離職理由判別システムの画面
 若年層就職支援会社のパシオ(京都市中京区)は、企業の経営者や人事担当者を対象にした若手人材の離職理由判別システムを開発した。1500人分の離職理由をまとめたデータベースを基に離職可能性を指数化して判別できるシステムで、インターネットで1日から公開を始める。
 新システム「RMSベータ版」は、経営者や人事担当者がホームページ上で、自社のコミュニケーション状況、将来性、立地条件、給与・福利厚生制度など計138の質問に答える。
 その答えから、評価制度や経営理念の不備など、若者の離職理由を23項目に分けて評価。それぞれ指数化してランク判別し、離職可能性を表す。企業風土を判断するコメントも出て、会社側の問題がどこにあるか分かる。
 システムは、中小企業の人事制度などを研究し、蓄積してきた約千五百人の離職理由から心理学的に分析して作り上げた。同社によると、採用難の傾向が顕著な中小企業は、入社後の早期離職者が増え、対策に追われている企業が多い。新システムを使うことで、「人材採用のコストを無駄にせず、人材の流出を事前に防ぐことができる」(藤井哲也社長)
 当面は無料で公開し、来年春には、機能を向上させた有料版システムを公開する。ホームページのアドレスは、http://www.workcafe.net/rms_free/

【2006年12月1日掲載】