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仲間増やし自分が成長

関西女性起業家研究会代表 いしい佳子さん
関西女性起業家研究会代表 いしい佳子さん

 起業を志す主婦やOL、創業間もない経営者など、さまざまな女性が参加する関西女性起業家研究会(事務局・京都市下京区)。毎月開く例会で起業に役立つ講演会などを企画、参加者の交流の場を作り出している。
 自らもフラワーアレンジメントとメンタルケアのコンサルタント事業者として「Office・苑」を二〇〇三年に設立。当時、事業のヒントになればと参加した東京の女性起業家の集まりが「元気な女性がたくさんいて学ぶことが多かった。大きなカルチャーショックだった」といい、関西での研究会発足を思い立った。
 参加を呼びかけ、〇五年の設立当初は約五十人だった会員も現在は約八十人に増えた。年齢層も二十代から七十代と幅広い。最近は大阪での例会も開くなど同志は着実に増えており、「個人業から法人化を成し遂げた会員や上場を目指す人も出てきた。研究会で何かをつかみ、相談できるように助け合えたからこそだと思っている」
 いつも心がけている言葉は「継続は力なり」。細くても長く続けることを大切にするのが信条で「長く続ければいろんな人とのネットワークができ、自分が成長する。何事もじっくり育てることが大切。継続した『点』が『線』になるときが面白い」という。
 花の趣味が高じて起業した経験から学んだことは多い。起業を目指す女性へは「趣味の延長から起業しても仕事となると数字が重要。事業計画や経理などをよく勉強しておかないとよい事業アイデアも埋没してしまう。あせらずじっくりと準備活動を」とアドバイス。例会では税理士らを交え、ビジネスゲームも取り入れるなどの工夫を凝らし、起業の心得を学べるようにした。
 自分が起業した事業も順調、研究会も徐々に大きくなってきた。今後は、京都府が運営する女性起業支援事業などとの連携も見据え、女性起業家の卵を支援する活動をより広げる方針だ。
 家庭に仕事と忙しい毎日が続くが、「ここまで仕事が続けられたのは、何より夫と息子の理解と支えがあったから。女性が起業するためにはしっかり家族と話し合うことから始めるのが、ある意味起業のスタートなのかもしれません」

いしい・よしこ 京都産業大法学部卒。1983年東ソー入社。その後退社し、国際フラワーアレンジメント協会本部講師、京都府易道協同組合理事として活動。2003年にOffice・苑設立。05年に日本女性起業家研究会関西支部(現・関西女性起業家研究会)を設立し、代表就任。京都市出身。47歳。

【2008年10月5日掲載】