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顧客のニーズに合わせて良さを伝えたい ガスで暮らしを温かく

大阪ガス京滋リビング営業部 販売チームマネジャー 桑原千香さん
大阪ガス京滋リビング営業部 販売チームマネジャー 桑原千香さん

 ファンヒーターに床暖房、温かいお風呂にミストサウナ…。本格化する冷え込みに活躍するのは家庭用のガス機器たち。オール電化との激しい競争が繰り広げられる中、京都、滋賀の八十万戸を対象に代理店を回ってガスの魅力をPRし、拡販に取り組んでいる。
 京滋の印象は「冬場は寒く需要は多い。お得意様志向の京都と若い家族が多い滋賀で顧客のニーズに合わせてガスの良さを伝えたい」と話す。
 入社当時、大阪ガスは、新事業のスポーツ関連や料理教室などの展開を進めていた時期だった。「いろんな仕事に携われる」と入社を決意。初任地の神戸支社でも家庭用ガス機器を担当し、「最初はわからないことばかり。商品の勉強をしながら住宅建設会社を回って営業した」という。
 印象に残っているのは一九九五年の阪神淡路大震災。災害態勢でお客様センター臨時電話の人員確保を担当、シフトの割り当てにあたった。混乱する状況下で早期の復旧を求める声が相次ぐ。社会インフラを担う企業として責任を再認識した。「当時の経験がその後の災害マニュアルづくりにも役立った」
 仕事の転機は商品企画を担当した時期。九九年当時、低価格で手軽に設置できる床暖房が求められていた。最短一日で床をはがさずに上から張るだけで工事できる画期的な床暖房の企画開発に取り組んだ。「半年で出せ」との指令を受け、商品名も「はやわざ」と決定。何とかチームでやり遂げた。今では年間四万セットを売るヒット商品になり、「歴史に残る商品になったのはとてもうれしかった」と顔をほころばせる。
 現在は約五十人のチームをとりまとめる重責を担う。心がけているのは情報の共有。そのため「メンバーとお酒を飲みにいくことも多いけど、若い人たちがよく飲むのでついていけないこともありますね」という。
 今年は次世代環境技術として注目される家庭用燃料電池「エネファーム」がいよいよ発売される。「太陽電池と組み合わせることもでき、大きな省エネになる商品。顧客への提案の仕方も変わってくるので期待したい」と話す。趣味の旅行では国内の全都道府県制覇は沖縄県を残すのみだが、当分は忙しい日々が続きそうだ。

くわはら・ちか 神戸大法学部卒。1988年大阪ガスに入社し、神戸支社配属。本社マーケティング企画部、営業計画部、人事部などを経て2005年4月にマネジャー。08年6月から現職。神戸市出身。43歳。

【2009年1月25日掲載】