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女性の感性 企画に生かす

京都銀行事務部調査役 潮見文栄さん
京都銀行事務部調査役 潮見文栄さん

 5月に女性職員で発足した「なでしこ応援プロジェクト」のリーダーに就いた。メンバーは、企画推進や法人新規開拓などを担当する20〜40代の11人。月2回の会議を軸に女性の視点や感性を取り入れた商品やサービスの企画、開発を進めている。

 発案から、3年ごとに生存給付金が受け取れる女性専用医療保険の取り扱いを10月に開始。今月からはワコールと提携し、医療保険やがん保険の契約者に同社製タオルハンカチや高機能下着をプレゼントするキャンペーンも始めた。「銀行プラスアルファの部分を女性のきめ細やかな視点で充実させたい」という。

 大学では書道研究にいそしんだが、広い世界で自分の可能性を開こうと就職は金融業界を選んだ。8年目で、創設されたばかりの個人金融アドバイザーに任命された。大久保支店(宇治市)時代、退職金運用の相談を受けた客に勧めた商品が後に収益を上げ、丁寧なお礼の手紙をもらったのが忘れられないという。親身な接客に「あなたの顔を見るために店に寄った」という客がいたといわれるほどだ。

 現在は事務部に所属し、銀行業務の膨大な事務をスムーズに処理するための基本方針を企画している。研修や教材作成に忙しい日々を送っていた5月、プロジェクトリーダーの打診を受けた。「私でいいの」と戸惑いつつ「お姉さん役」を引き受け、他のメンバーが発言しやすい雰囲気づくりに努める。予定時間を超えて活発に出る意見をまとめる役割という。今後、女性専用住宅ローンを充実させるプランを検討していく予定だ。

 楚々とした雰囲気だが、好きな東欧の街並みを旅する行動派の一面も。夢は女性行員だけの店をつくること。「女性同士や子ども連れの夫婦で来店したいと思えるカフェのような店舗ができたらいいな、とメンバーで話し合っているんですよ」

しおみ・ふみえ 大学卒業後、92年京都銀行入行。宇治支店、大久保支店を経て2001年から現職に就き事務指導を担当している。趣味は書道と旅行。京都府宇治田原町在住。40歳。

【2009年11月22日掲載】