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女性が活躍する会社に

日新電機総務人事部主査 太田亮子さん
日新電機総務人事部主査 太田亮子さん

 「女性がもっと活躍できる会社にしよう」。社の方針の下、仕事と生活が両立できる環境整備、教育・研修、相談窓口の充実を提案する活動に携わってきた。

 5年前、各部署からメンバー13人が集まって社内に作った「女性活躍支援チーム」のリーダを任された。人材戦略の一環で、当時社長だった位高光司会長の肝入りだった。

 会社は子育てしながら働き続ける環境としては恵まれていた。育休制度は子供が2歳までとれ、小学3年まで最大1時間45分の時短勤務ができる。いずれも育児・介護休業法の基準を上回っている。

 自身3人の子供を出産し、育ててきた。「仕事や家事に加え、育児は体力的にも精神的にもきつい。制度がなければ、働き続けられたか分からない」と振り返る。一方、本社と違って小規模な事業所や営業拠点では運用が難しい面もあり、当時は出産を機に退職する人も多かった。「女性イコール補助職」といった社内意識も根強かったという。

 活躍支援チームは制度を周知徹底したり、仕事のあり方を見直すため社員の意識調査をした上で管理職と意見交換し、職場環境の改善などを提言した。意見発表のフォーラムや機関誌で意識改革の運動を広げた。女性向けのキャリアスタイルセミナーも設け、座学だけでなく工場での技術講座なども始まった。

 チームは1年前に発展的に解散。男性管理職を交え、部門ごとに必要な支援を考える「ウイングネット」に衣替えした。「女性だけに視点をあてるのでなく、気軽に相談し合える人脈づくりを重視している」と語る。

 昨年4月に労政・厚生グループの管理職である主査に昇格した。今後は仕事と介護の両立やメンタルヘルスのサポートに向けた取り組みが課題という。

おおた・りょうこ 1992年日新電機入社。経営企画部などを経て、2008年1月から総務人事部。労政・厚生グループで育休や時短制度のアドバイザーも務める。京都市出身。39歳。

【2009年12月27日掲載】