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紙上の工事管理一筋に

上原成商事建設資材事務統括部課長 中西千津子さん
上原成商事建設資材事務統括部課長 中西千津子さん

 「生き字引」とまで呼ばれる建設資材部門の営業事務のエキスパート。入社から一貫して本社で契約や支払い、売り上げ管理を担い、支店担当者の相談にも乗るなどして信頼を集めている。

 入社は一般職で仕事の範囲は限られていた。まだ携帯電話がないころ、営業担当者への取り次ぎで工務店へ連絡を取ることが多く、「昔気質の現場なのでよく怒られました」。何度か話すうちに親しくなり、仕事をスムーズに進められるようになったという。「紙の上での工事管理」。事務の役割を学ぶうち、そう業務内容を表せるようになった。

 「経営の基幹にかかわることがしたい」。思いは募り、4年前に総合職に転じ、1年後に課長職を任された。社内初の女性の管理職だが、「プレッシャーは感じない」と明るい笑顔で仕事に打ち込む。

 本年度から変わった売り上げの計上方法に備え、対応するシステム作りの先頭に立ってきた。新制度では工事の進ちょく状況に応じた計上となり、「どの部分をいつ帳簿に載せるとどうなるかと頭の中で年中シミュレーションしていた」。運用が始まり、より使いやすいシステムを模索する。

 社内を横断する内部統制評価チームの一員。部の業務の流れを文書にまとめ、ほかのメンバーから定期的にチェックを受ける。さらに他部門の業務が適正かを点検する。「ずっと同じ畑なので別の分野を知るいいチャンス」

 大好きな歌舞伎の見物が息抜き法で、年3回は大阪松竹座などに足を運ぶ。

 「後輩の女性に総合職を目指したいと思ってもらえるように頑張りたい」。それが現在の目標だ。

なかにし・ちづこ 朱雀高卒。1983年に入社し、建設資材部に配属。2001年にセメント・生コン部建材部の京都支店事務係長に就き、07年4月から現職。休日は夫の運転でドライブに出掛けたり、音楽ライブを楽しむ。京都市上京区出身。45歳。

【2010年1月24日掲載】