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「我が家」の夢 支えたい

積水ハウス京都支店主任 西岡恵さん
積水ハウス京都支店主任 西岡恵さん

 京都支店管内の住宅展示場で接客、営業補佐を担当する。カタログやパソコン内の資料を使って、訪問客に分譲地の紹介や建築条件、設計プランの立て方、住宅の性能などを説明。豊富な商品知識で質問に的確に答えていく。「高価な買い物の検討を始めてもらう。そのきっかけをつくるのが仕事です」と笑顔を絶やさずに話す。

 住宅営業は、完成品を販売するのではなく、「マイホームへの夢と予算を持つお客様と一から商品をつくり上げていく」。5、6人の営業チームに設計担当者や大工らが連携して一つの家を造る。最初の窓口役にとどまらず、打ち合わせを重ねる過程で、施主と意思疎通を図る仲立ちにもなる。

 「積水ハウスに愛着をもち、仲間を愛せ」。入社して半年後。営業の男性社員ばかりだった展示場勤務となり、「マニュアル通りの説明しかできない自分が嫌になっていた」時、上司から教えられた心得だ。どうすれば建築の良さが伝わるか、施主が頭の中で思い巡らせる本当の希望をいかに聞き出せるか。意識を変えた。完成した家を誇らしげに見つめる同僚たちを信頼し、尊敬するようにもなった。

 景気低迷などで逆風が吹く業界だが、住宅版エコポイント制度も始まり、省エネ性の高い環境配慮型商品への関心が高まってきた。「技術向上で快適な生活と自然環境に優しい生活が両立できるので、長い目で見たメリットを考えてほしい」とアピールする。

 30年前に親が自宅を新築した小学生当時。自分の部屋をもらった感激を覚えている。今の仕事は住宅を引き渡して終わりではない。アフターケアも重要。施主から感謝の手紙をもらったり、ホームパーティーに招かれることもあるといい、「お客様の幸せな暮らしぶりが元気を与えてくれる」とやりがいを語る。

にしおか・めぐみ 短大卒業後、1988年積水ハウスに入社。京都支店の展示場で接客、営業補佐に携わり、社内の接客講師も務める。2008年から主任。京都の飲食店巡りや旅行が趣味。横浜市出身。42歳。

【2010年4月4日掲載】