京都新聞TOP > 経済特集アーカイブ > MyウェイMyライフ
インデックス

健康体操できれいに

ピュール社長 前田純子さん
ピュール社長 前田純子さん

 座った姿勢で上半身を左右にひねったり、胸の前で手を合わせて両手を頭の上に伸ばしたり−。「吸って、吐いて」。レッスンを受ける受講生がゆっくり呼吸をしながら、さまざまなポーズを決める。

 旅行会社勤務時代に、旅先のタイで受けた古式マッサージの魅力にひかれ、26歳で退職。バンコクやチェンマイの専門学校で修業を重ね、インストラクターの資格を取得。タイ式マッサージからヨガ、ウオーキング、太極拳まで、健康体操を中心にしたスタジオを経営している。

 タイ式マッサージは2500年の歴史があるとされ、現地では病気の治療にも採り入れられている。国内外のさまざまなマッサージやエステを経験していたが、出合って「味わったことのない心地よさ」に感動した。指圧だけでなく、寝た状態で施術者に全身をストレッチされるのが特徴。体をほぐし、血の巡りを良くすることで、体内の老廃物を取り除くという。

 当時は、京都に本場の施術を受けられる店がなく、「この健康法を自分で広めたいという思いがビジネスのきっかけになった」。2002年に自宅の一室でサロンを始めた後も、技術を高めるため繰り返しタイを訪れた。持ち前の行動力で、ヨガやウオーキングの指導法も習得、スタッフ5人と健康体操を基本としたレッスンのほか、マッサージのインストラクター養成も手掛ける。

 受講者は20〜30代の女性を中心に約150人。肩こりや腰痛、O脚矯正など、悩みはそれぞれ。「体の状態や見た目を良くするのはむしろ簡単」という。彼女らと対話する中で、「日常生活が生き生きとしていくのが分かるとうれしい」とやりがいを語る。

 昨秋、新しいスタジオを構えた。「多くの人に心と体がきれいになってもらえる家庭的な場にしたい」

まえだ・じゅんこ 旅行代理店勤務を経て、2002年にタイ式マッサージのサロンを開業。08年にピュールを設立、現在は京都市下京区でウオーキングやヨガをとり入れた「JUN STYLE STUDIO」を主宰する。同市出身。

【2010年5月16日掲載】